リポート

平成19年度 富士総合火力演習 平成19年8月26日

去る8月26日日曜日、富士山麓の畑岡会場において恒例の総合火力演習が実施された。

人員2.000名、戦車・装甲車約60両、各種火砲約40門、航空機約20機、その他車輌約400両というどうどうたる内容で、90分にわたり39トンに及ぶ実弾を射撃、観客の度肝を抜いた。

実弾総額は約3億1千万円というが、国防には当然必要な経費であり、そのまま保管しておいても減価償却されず、
むしろ経費をかけて解体処分せねばならない物だから、こうして一般人の目に触れさせて公開するというやり方には大いに賛同できる。

なにより戦車砲の発射音と衝撃、ストレス解消にはもってこいだ!

今年の目玉はAH-64Dアパッチロングボウの新型攻撃ヘリコプターだったが、残念ながら単機での機動飛行は無く、
最後の戦果拡張(全装備突撃)時に2機がフライパスしたのみだった。

報告:松永富夫

74式戦車進行
AH-1S対戦車ヘリコプターコブラ
も低空飛行と射撃
10時、小池百合子防衛大臣到着、事務次官更迭などいろいろあったが、やはり綺麗な女性は写真映えする。会場も大拍手!そして翌日、安倍内閣改造人事により大村防衛大臣が誕生した。
F-2による地上爆撃、もちろん本当に爆撃はしてません。
99式自走155ミリりゅう弾砲の射撃
FH70の射撃
砲弾の空中爆発で富士山を作る
96式多目的誘導弾発射
0905:90式戦車射撃
上空のCH-47Jチヌークから空挺降下
74式戦車の射撃とチャフ発射
92式地雷原処理車の発射
90式戦車射撃
74式戦車突入
アパッチ飛来!と思いきや、演習はクライマックス
演習終了後、各隊がのぼりや旗を振って観客にご挨拶、北海道の第一戦車中隊は、人員のみ空輸され、戦車は富士教導団の車輌に部隊マークを入れたもの。
装備品展示ではアパッチも公開された、最後まで我慢して残った方の勝ち!